フィルムツールズフィルムツールズ

フィルムコンバータ向けの業務支援計算ツール

「フィッシュアイ」とは?

フィルムを光にかざしてみたとき、小さなブツブツや、魚の目のような丸い塊が見えることがあります。これをフィッシュアイ と呼びます。見た目が悪くなるだけでなく、印刷や強度にも影響を与える「欠点」の一つです。

フィッシュアイのイメージ(小さな塊)

魚の目のような小さな凸凹フィッシュアイ(欠点)

フィッシュアイが発生する主な原因

  1. 未溶解の樹脂: フィルムを作る際、一部のプラスチックが溶けきらずに、そのまま固まってしまったもの。
  2. 異物の混入: 原料の中にホコリや、焦げた樹脂の粒子(酸化物)が混ざり込んでしまったもの。
  3. ゲル化: 樹脂が長時間熱にさらされ、変質して固まったもの。

品質への影響

  • 見た目が悪い: 透明なパッケージでは非常に目立ちます。
  • 印刷不良: フィッシュアイの部分だけインキが乗らず、「白抜け」のような状態になることがあります。
  • ピンホールの原因: その部分だけ厚みが変わり、力が加わった際に破れやすくなります。
  • ラミネート不良: フィルム同士を貼り合わせる際、フィッシュアイの周りに空気が入ってしまうことがあります。

まとめ

  1. フィッシュアイは、樹脂の溶け残りや異物による小さな塊。
  2. 美観を損なうだけでなく、印刷や強度のトラブルの原因になる。
  3. フィルムメーカーでは、高性能なフィルターやカメラ検査機を使って、フィッシュアイを最小限に抑えています。

参考文献

  • 日本包装学会 編『包装学便覧』
  • プラスチック循環利用協会「プラスチックの基礎知識」
  • フィルムメーカー各社の品質基準書