「フィッシュアイ」とは?
フィルムを光にかざしてみたとき、小さなブツブツや、魚の目のような丸い塊が見えることがあります。これをフィッシュアイ と呼びます。見た目が悪くなるだけでなく、印刷や強度にも影響を与える「欠点」の一つです。
フィッシュアイのイメージ(小さな塊)
フィッシュアイが発生する主な原因
- 未溶解の樹脂: フィルムを作る際、一部のプラスチックが溶けきらずに、そのまま固まってしまったもの。
- 異物の混入: 原料の中にホコリや、焦げた樹脂の粒子(酸化物)が混ざり込んでしまったもの。
- ゲル化: 樹脂が長時間熱にさらされ、変質して固まったもの。
品質への影響
- 見た目が悪い: 透明なパッケージでは非常に目立ちます。
- 印刷不良: フィッシュアイの部分だけインキが乗らず、「白抜け」のような状態になることがあります。
- ピンホールの原因: その部分だけ厚みが変わり、力が加わった際に破れやすくなります。
- ラミネート不良: フィルム同士を貼り合わせる際、フィッシュアイの周りに空気が入ってしまうことがあります。
まとめ
- フィッシュアイは、樹脂の溶け残りや異物による小さな塊。
- 美観を損なうだけでなく、印刷や強度のトラブルの原因になる。
- フィルムメーカーでは、高性能なフィルターやカメラ検査機を使って、フィッシュアイを最小限に抑えています。
参考文献
- 日本包装学会 編『包装学便覧』
- プラスチック循環利用協会「プラスチックの基礎知識」
- フィルムメーカー各社の品質基準書