「ポリプロピレン(PP)」とは?
ポリプロピレン(PP)は、フィルムパッケージ業界において最も頻繁に使われる素材の一つです。透明度が高く、熱にも比較的強いため、食品から日用品まで幅広く採用されています。
PPの代表的な種類(イメージ図)
ポリプロピレンの主な種類
PPは、製造工程で「引き伸ばす(延伸)」かどうかによって、2つの大きなグループに分かれます。
- OPP(延伸ポリプロピレン):
- 特徴: 非常に透明度が高く、コシ(張り)があります。水蒸気を通しにくい性質が強い。
- 用途: お菓子の外装、ダイレクトメールの透明封筒など。
- CPP(無延伸ポリプロピレン):
- 特徴: 柔らかく、熱で溶けてくっつく(ヒートシール性)性質があります。
- 用途: パンの袋、レトルト食品のシーラント(内側)など。
ポリプロピレンの優れたポイント
- 高い透明度: 中身の商品を美しく見せることができます。
- 優れた防湿性: 水蒸気をブロックする力が強いため、乾き物や湿気やすい食品の保存に適しています。
- 良好な耐熱性: ポリエチレン(PE)よりも高い温度に耐えられるため、ボイルやレトルトにも対応可能です(特にCPP)。
- 軽量: プラスチック素材の中でも比重が低く(約0.91)、製品を軽くできます。
まとめ
- ポリプロピレンは、透明で湿気に強いパッケージの定番素材。
- OPPは外側のパリッとした袋、CPPは内側のくっつける層として使われる。
- 熱にも比較的強く、食品の安全な保存に欠かせない素材です。
参考文献
- 日本包装学会 編『包装学便覧』
- プラスチック循環利用協会「プラスチックの基礎知識」