「合掌貼り(背貼り)袋」とは?
ポテトチップスの袋などを裏返すと、中心に1本のシール目があることに気づくはずです。
この形を合掌貼り(がっしょうばり)、または**背貼り(せばり)**と呼びます。
合掌貼りのイメージ図
合掌貼りの構造と名前の由来
一枚のフィルムを筒状に丸め、内側(シーラント面)同士を合わせてシールします。
この様子が、両手を合わせる「合掌(がっしょう)」に似ていることから、この名前がつきました。
- 特徴: 三方シール袋と違い、フィルム1枚から作ることができます。
- バリエーション: シーラント面と表の印刷面を重ねて貼る方法を**ピロー貼り(封筒貼り)**と呼びます。
合掌貼り袋のメリット
- 気密性が非常に高い: シーラント面同士を強力に接着するため、空気や湿気の侵入を許しません。
- 高速充填に向いている: お菓子工場などの自動ラインで、フィルムを筒状にしながら中身を詰め、上下をカットする「縦ピロー包装機」に最適です。
- デザイン性が良い: 左右にシール目がないため、袋の前面いっぱいにデザインを広げることができます。
主な用途
- お菓子: スナック菓子、キャンディ、チョコレート。
- 乾燥食品: 乾麺、削り節、お茶。
- 工業品: 部品やネジの小分け袋。
まとめ
- 合掌貼りは、フィルムを筒にして背中で貼り合わせる形状。
- 密封性と生産スピードに優れ、スナック菓子には欠かせない。
- 表裏を貼り合わせる「ピロー貼り」と区別して覚えると、より専門的です。
参考文献
- 日本包装学会 編『包装学便覧』
- 製袋機メーカー各社の製品ガイド
- 全日本プラスチック製品工業連合会 技術資料